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ある山林の崖の様子です。
急な岩山のため、細かい石などが落石してきて危ないということで金網とワイヤーで補強されています。このような場所は、人が通るような所です。
自然の山の中では、崖があっても補強することはしないと思います。わざわざ費用をかけて誰も通らないような場所を頑丈にしておいてもあまり意味がないかもしれません。。
基本的に山林の崖で問題となってくるのは、自分の土地の中にある崖よりも、他の土地と接しているところの崖の方が、重要な問題となってきます。
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なかにはこれほどまでにきり立った崖が存在します。
しかも、岩が真っ二つに割れたようにきれいに半分に削り取られたようになっています。これは人工的に削り取ったのではなく、自然の地殻変動などの影響によりこのような形になったのだと思います。
これだけ垂直で高い崖なのに土の状態は、柔らかい石や土で脆いような感じの崖です。とても固い自然のひとかたまりの岩盤のような岩となっているような崖とは違います。
このような崖の下では落石に気をつける必要があります。おそらくこの崖がこれほど険しく切り立ったものになるまでには、何度も何度も崖崩れが発生して今のようになっているのだと思います。また、今も少しずつ崩れ落ちているのかもしれません。 |
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このように例え、急な斜面であってもしっかりと木が生えていれば、根が張っていることによって自然の土留めのような効果を発揮して崖が崩れるのを防いでくれます。
このような地層は、ほとんどが落ち葉などが分解された腐葉土の土になっています。そのため、非常にやらかくて、雨が降るとすぐに吸い込んでしまうのですが、木がたくさん生えていることによって安定しているものだと思います。
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実際に岩のようながけであっても、長い年月をかけて岩に降り積もった落ち葉が土になり、そこに落ちた樹木の種が少しずつ大きくなって、何十年かけて成長して、崖の上に木を生やすこともあります。
このような木の根っこが崖を強く守ってくれる効果があるのだと思います。
この木などは、完全に急な斜面の壁に根をはって伸びています。
ほとんど垂直に近い位の急な斜面なのですが、根を食い込ませられるようなやわらかい土もなく、固い石でできているようで、表面をつたって根が伸びています。
このような状態でも、これだけの巨大な木が倒れることがない位、しっかりと張り付いているということは、それだけこの崖を強く守っているのだと思います。 |
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これは半分人工的に石を積み上げたような状態になっていますが、このように小さい石をたくさん積み上げたような崖というのは非常に崩れやすく、高さがあるような場合には注意が必要です。
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